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あらすじ
目覚めるとそこは屋外階段の踊り場だった。
内定祝いの飲み会&合コン明けの肌寒い早朝。
フリーターの伊丹至(いたみいたる)が屋外階段の踊り場で目を覚ますと、自分の手には何故か割れた焼酎の瓶と傍で頭部から流血しながら横たわる剥げ散らかした茶筋のパンイチ姿の中年親父。
状況的にどうやら自分がやったらしいが飲み過ぎていたせいなのか記憶がない。
幸いパンイチ親父に息のある事が分かったため、至はすぐに救急車&警察を呼ぼうとしたが「もし、警察を呼んでしまったら自分が犯人にされて折角とれた内定がダメになるのではないか?」と思い取りあえずパンイチ親父を自宅に連れ帰えり手当をする事に。
看病の甲斐あって意識を取り戻したパンイチ親父だったが、頭部を殴られたせいか全ての記憶を失ってしまったらしい。
「ラッキー! これ、ごまかせるんじゃね?」と、ほくそ笑んだ至はこれ幸いと自分が命の恩人のようにふるまい記憶を無くし不安がるパンイチ親父を慰めていると唐突にアパートのチャイムがなりパンイチ親父の『娘』だと名乗る女が訪ねてきたのだ……次から次へと7人も!
我こそが本物の娘だと言い張る女達に怯えるパンイチ親父は、至の手を取り助けてくれと懇願する。
もとわと言えば、自分が殴ってしまった事で記憶喪失にさせてしまった(?)事に負い目を感じていた至は記憶が戻るまでの間パンイチ親父と同居する事にしたのだがそこに何故か7人の娘達も居座る事になってしまった。
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