式を操る華の名は 伍

登場人物

冬霞(とうかの) 紫(し)翳(えい)
稀代の陰陽師。
妖を母に持ち、霊力がずば抜けて高い。
年若くして世俗的なことを嫌う厭世家。
神器・風(ふう)奇(き)扇(せん)の所有者。
式神に鶫(つぐみ)、皇(オウ)毅(キ)を従える。

宇山(うやまの) 晟雅(あきまさ)
陰陽大属(おんみょうのたいぞく)。紫翳と同寮の陰陽師。
押しかけの親友を自称し、あれこれと世話を焼く。
飄々としているが意思が強く、実力も高い。
神器・射(い)鵠(こく)扇(せん)の所有者。
約定の式神、乾(いぬい)を従える。

有(う)楽(らの) 風斎(ふうさい)
陰陽師。紫翳、晟雅の師。
紫翳にまつわる世間の風評や、それによる紫翳の立場を憂いている。
使役の式神、朽(くち)葉(ば)を従える。

時枝(ときのえの) 忠麿(ただまろ)
陰陽頭(おんみょうのかみ)。
紫翳に対しても寛大で擁立的。
使役の式神、橘(たちばな)を従える。