或る平成少年の手記

平成31年４月30日、今上陛下御退位につき記す。

時代に置いて行かれるのが耐えられなくなったのです。
大人になる、ということが耐えられなくなったのです。
死を恐れながら生きるのが耐えられなくなったのです。

ただただ、自分に愛想が尽きました。
終らせる切掛が欲しかったのです。

誰にも迷惑をかけたくなかった。
そのために最期に一番の迷惑をかけるのは心苦しいです。
だからお詫びとして少し、書いておきます。
気持ちを整理するために、書いておきます。
これがお詫びになるかどうかわからないけれど。