主要キャラクター設定

2/2
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
〇高橋里琴(26) 主人公。三年前、売れないアイドルをしていたとき、事務所から有名プロデューサーへの性接待を強要される。その結果、同じ事務所の松田祐奈が人気アイドルへと上り詰める。 今でも時折そのときのことがフラッシュバックし、通院している。事務所の社長の宮下、プロデューサーの賢木、そして自分の犠牲によって成功を掴んだ祐奈のことを憎んでいる。 祐奈が引退すればテレビで名前を聞いて苦しむこともなくなる、看板女優の突然の引退で事務所は多額の損害を受ける、などと鹿間に説得され、計画に協力、祐奈の付き人となる。 〇松田祐奈(27) 抜群のルックスで人気の元アイドル。女優に転向したが、演技力はイマイチ。 カメラの前では清純派だが、実際の性格は我儘で情緒不安定、癇癪もちでそのうえ口も悪い。しかし孤独で寂しがり屋な一面も。自分のことを「かごの中の鳥」だと思っている。 仕事が忙しく、休みがほとんどない状況や、有名人でプライベートがない生活などに疲れ、恋人の鹿間と結婚し、芸能界を引退したいと思っている。賢木の興味が別の新人女優に移ってきていることにも気がついている。 〇賢木俊尚(48) 祐奈をプロデュースした有名プロデューサー。 プライベートでは祐奈のことを溺愛しているが、女優としては「商品」としてドライに扱っている面がある。 里琴のことは覚えていない。 〇鹿間草(32) 祐奈の恋人でチーフマネージャー。野心家で競争心の強い性格。 祐奈に結婚をちらつかせているが、引退させる気は更々ない。里琴に復讐心をたきつけ、祐奈の付き人とした。 〇宮下京香(55) 祐奈が所属する芸能事務所「ミレニアルスター」の社長。 売れないアイドルで事務所のお荷物だった里琴に性接待を強要した。一見、人のよさそうな風貌だが、口が上手くしたたかで、金にがめつい女。里琴に「女の敵は女」だと言って笑う。 〇小松春太(24) 祐奈を追うゴシップ雑誌の記者。学生時代、里琴の数少ないTO(トップオタ)だったため、付き人をする里琴にいち早く気づく。本当は報道記者になりたかったが採用されなかったため、今の仕事に熱意はそれほどない。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!