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リーが投げやりにいう。
「作戦名なんて好きにしてくれ。それより、今回の戦いは独立派にとって、のるかそるかの大勝負だってことを忘れないでくれ。こっちにとっちゃあ、『須佐乃男』の戦闘実験じゃ済まされないんだ。日本の戦国時代にあっただろ、天下分け目の決戦なんだ。桶狭間の戦いだったかな」
リー・スクラポンは日乃元史の成績があまりよくなかった。マルミが訂正した。
「それは関ケ原の戦いだよ」
「どっちでもいいさ。今夜勝てれば、ウルルクの戦局はおおきく動く。頼んだぞ、おまえたち」
クニが胸を張っていった。
「ああ、まかせとけ。東島進駐官養成高校の実力を、やつらに見せつけてやるよ」
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