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1.珈琲店
ある3月。まだ寒さの残る日で温かい飲み物を求めて黒崎葵は珈琲店に立ち寄る。
カランカラン~
「いらっしゃいませー。」
店内に入った瞬間黒髪で色白の男店員と目があった。
(やばっ、かっこいい//)
こうして葵は一目惚れをしてしまった。
ーーーーーーーーー
それから1週間。この前の珈琲店の店員のことが頭から離れず仕事をしていた。
葵は勤める保育園で初めてクラスの担任を任されることに決まっていた。
園児の名なんとなく名簿をペラペラめくっていると“高木 結”という名前が目にとまった。
「この前のお兄さんと同じ名字だ…。」
珈琲店でみた名札を思い出す。
「また、会いたいな…!」
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