終章 嘘だとわかって、乗ってみました

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 目を合わせた渚が笑い、ずれかけた蓮のティアラを両手で直すと、そのまま口づけてきた。  閉じた瞼の向こうに、あの日の夜景に輝いたティアラよりも鮮やかに、明るい昼の光が見えていた。                                            完
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