8月7日
2/10
読書設定
目次
前ページへ
次ページへ
10人が本棚に入れています
本棚に追加
/
43ページ
「ねえ、地球が明日で終わったらどうする?」 蝉の声がまだ聞こえる8月の昼下がり、唐突に投げかけられた質問に坂本花穂は困った顔をした。 「地球の終わりって…いきなり何を言い出すんですか、先輩」 「いやぁ、終わりってあるのかなって思ってさ」 先輩、と呼ばれた綾瀬圭は、小さくそう呟いて、手入れをしていた望遠鏡に視線を戻した。圭が家から持参した白いラジオが、午後2時を告げた。
/
43ページ
最初のコメントを投稿しよう!
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
本棚追加
10
スターで応援
34
スターを送って 応援しよう!
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!