第1章

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「行ってきまーす!」 「行ってらっしゃい・・・」 あの子ももう五歳。 そろそろ食べ頃だ。 今夜あたり、食べてしまおうか? 毛を取って、皮を剥いで、バターで炒める。 火が良くとおったら塩をかけて食べる。 とても美味しそう。 「お母さん。ヨダレ出てるよ!」 「あ、あら!やだ!何?忘れ物?」 「うん。お弁当。」 いけないいけない。 「はい、これ。お父さんの佃煮。」 「うん。行ってきまーす!」  おわり。
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