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「姿勢の良さ……うなじの色っぽさ……髪質の可憐さ……」
頭から首筋にかけて唇が這う。吐息がそのまま肌を伝う。
「耳たぶの柔らかさ、この小ささ……頬の感じ……みんなかわいい……」
「……あっ……」
「初めて会った時から、好きだよ。一目惚れだ」
「……んっ」
首を手で回され、唇を吸われた。
「あ……んっ……」
何度も何度も、ゆっくりと吸われた。
片手は私の頭を後ろから支えるけど、もう片方の手は、お風呂の中にある私の腕の上を這った。
「この肌の滑らかさ、絹目の細やかさ、白くて桜色に染まるところ……とてもセクシーだ……」
その指先が、つぅ、とそれ、何気なく乳暈にあたる。
「昨日はここの甘い感じ、すごく良かった」
「あ」
「ピュアで感じやすい身体……そう……この色合い……一度味わったら病みつきになるよ、君には」
「……んっ」
「君をもっと奥まで味わいたい。いいね」
「……い」
「嫌とかダメだったらやめる。だから、いいと言って欲しい」
「いい……」
私は恥ずかしくて真っ赤になりながら応じた。
「いい……いいです……いい……ー」
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