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アラン「今は右手のブレードと左手のライフル。これしか実装できなかった」
アイ「うん」
アラン「アルファの装甲には奴の強力なハッキングを一定時間耐えれるようなプロテクトを施してある。でも、長時間の接触は禁物だ」
アイ「うん」
アラン「ナチュラル属性はANIMAの全てのオブジェクトに適応される。避難勧告が出てるA地区からなるべく出ないように気をつけるんだ」
アイ「うん」
アラン「さぁ。来い!」
設計図の中にしかなかった戦闘用ロボアルファが、ANIMAのバーチャル空間に出力される。
アイ「かっこいいね」
アラン「だろ? アイ……」
アイ「何?」
アラン「っう、、ぐずっ……。絶対、、負けないで」
アイ「ふふ、当たり前じゃない。アランの笑顔を見るために戦うのに、負けたら見れないでしょ。」
アイが優しく微笑む
アイ「アラン」
アラン「な、なに」
ちゅっ
アラン「え?」
アイ「行ってくるね」
アイはアルファに乗り込み、コックピットを閉じる。アランは、あるはずのない頬の感覚に動揺している。
アイ「システムオールグリーン。アルファ、行きます!」
アルファは天高く舞い上がり、A地区に向けて飛び立った。
第一話(完)
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