元ネタはない

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今日は特別な日だ。理由は至極単純、強盗強姦強殺諸々の冤罪で投獄されていた身である父が、いよいよ釈放されるからだ。 3年前、僕たちが住んでいるこの街の、とある廃工場で見るも無残な死体が発見された。犯人の男はすぐに捕まったものの、 「逆恨みから脅されていた。家族を守るために殺した。」 と、無実とアリバイを主張したために捜査は難航。その後、現場近くに落ちていた刃物からその男のものらしき血痕が見つかるという決定的な無実の証拠が見つかり、釈放された。その結果捜査は振り出しに戻り、このまま事件は迷宮入りするかと思われたが、現場付近をたまたま歩いていた父が警察からの聞き込み調査に応じたところ、 「早く真犯人が捕まるといいですね。」 と、事件の全貌を仄めかす発言をしたため、公然わいせつ罪で現行犯逮捕。その後の取り調べで、 「存在自体がわいせつ物とはどういう意味だ!?」 「これが警察のやることか!?」 などと一連の事件の全てと余罪を白状。ついでに内閣府に提出されていたパワハラの責任を負う事となり、その身の行く末は裁判の結果に委ねることになった。
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