戦争終了

5/5
126人が本棚に入れています
本棚に追加
/142ページ
朱雀という人物はおれの怪我を見越したのか、念の為なのか治癒魔法をかけていく。 その回復のスピードが半端なく早い。 戦闘をしてる三人も凄い。 …戦闘…いや、それにすら及ばないぐらい三人と敵の軍は差があった。 圧倒的戦力差に敵軍の数が減らされている。 その戦力差に怖気付いたのか逃げる者さえ現れている 「てんめぇ!! 逃すか! 俺様の贄になりやが…れぇぇえ!」 逃げ出した敵軍が…一瞬で塵と化した。 「やっと終わったよー? だんちょー?」 「よっしゃ、全員、退散すんぞ。 じゃーな、おっさん。 …怪我に気を付けてね」 そういうとここに居た黒いローブを着た五人は消えた。 ここ一年で現れ、戦況をひっくり返した奇跡のギルド。 噂程度には聞いてたけど…存在してたんだ… フード付きの黒いローブ。 背中には笑ってる猫。 そして彼らの指揮を取って、そして皆から呼ばれる団長。 「あれが…クレイジーキャット…そして…麒麟…」 クレイジーキャットのリーダー格、通称麒麟…おれの…あこが…れ… そこまででおれの意識が途切れた。
/142ページ

最初のコメントを投稿しよう!