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「ああ。
よろしく頼む。
ユキネ、お昼は食べ歩きとしようか。」
にっこり微笑みながら、やはり恋愛は良いものだなと改めて思う。
そんな中でもユキネは王都の食べ物は美味しといいなとか思っていたり...。
「お久しぶりでございます。
ロトス様、やっとお嫁様をもらえたのですね。
とても安心いたしました。」
いそいそとメイド服を着た身なりの清い女性達が服を持って入ってくる。
聞いてすぐに入ってきたのはきっとそうなるよう仕向けたのかと宰相を疑いそうになる。
「心配しなくとも俺の嫁はそのうち出来ると言っていただろう。」
ニヤッと笑うその表情は黒いが無駄に似合っていてまじまじと眺めてしまう。
どうした?と何も言わずに首を傾げ頭をなでなでしてくる。
ちなみに未だ膝の上にいる。
着替えてください、とでも言うようにメイド達に引っ剥がされボーっと立ち尽くす間もなく圧倒言う間にパパっとはや着替えのように着せ替えられ、髪も整えさせられる。
「腰が細く女の私共も折れそうと思うくらい心配になりましたが、身長もあり体重もありそうですね。
何気に腹筋もうっすら割れていて驚きました。
ちなみに身長と体重を聞いてもよろしいですか?」
先程ロトスに声をかけたお姉さんと言った雰囲気のメイドさんに声をかけられ、声をかけられると思っていなかったユキネはとっさに頷く。
「えっと、身長は175cm以上あると思います。一年前すでに175cmありましたから。
体重は最近は測っていないので分かりませんが、多分65kgは最低でもあると思います。
俺の世界ではどちらも平均的でしたが、魔国の女性はとても背が高く美しい体型ですね。」
「敬語は外してください。私共は貴方にも仕える身ですので。
フフ、美しいだなんてありがとうございます。
そうですねー。魔国は魔力も多く、魔族が暮らしているので平均的には背は高いですが、人国の平均身長はユキネ様くらいですので安心して平気ですよ。
さて、後ろにいるロトス様の機嫌が良くなさそうなのでそろそろ行ってらっしゃいませ。
お気をつけてくださいね。」
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