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それを聞ければもう、細かな事はいい。温かくて幸せが、胸の中に広がっていく。
髪を撫でられて、キスをされる。甘い触れるだけのキスは、おやすみの代わりみたいだ。
ウェインはゆるゆるとまどろんで、そのまま眠った。あらぬところが痛かったし、足の付け根が痛いし、あちこち悲鳴を上げているけれど、今のキスだけで全部どうでもいい気がしてくる。
これが誰かを好きになるって事なんだって、ウェインは納得して沈んでいった。
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