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すると社長は、
「俺達は、裏で商品の情報を横流している連中を
突き止めている」
商品の情報を横流し!?
「ただし分かっているのは、捕まった社員は、
情報を流すように脅されやらされていたこと。
指示を出しているリーダー格の人物がいること。
それも……我が社の社員に
なりすましている人物だ!」
えぇっ!?社員になりすまして!?
「な、何で……そんなことを?」
「スパイっていうことだ。
流した情報は、高額な金額にされて
売り飛ばされている。
まぁ、そうする事で高額な金を手に入るだけではなく
香月財閥を打撃され潰すことが目的だろう」
「外からだと反撃されて終わりだから
内部で揉めさせ甘い蜜でも吸おうという魂胆だろう。
姑息な真似をしやがる…」
そう説明しながらもニヤリと笑う副社長。
副社長……大変な事になっているのに
何でそんなに嬉しそうなんですか!?
「は、犯人の目星は、ついているんですか?」
そんな卑怯な手で勝とうとするなんて許せない。
私も何かの役に立ちたい。
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