第一章 出会い

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京区の所からまだ微かに残る、いや、新しい遊園地のようなテーマパークという設定にしてしまおうか?京区は今の京都と瓜二つと言ってもいいほど似ている、特に碁盤の目が張り巡らされているところが,その中心からのスタート 子供;「勝って(買って、飼って、狩って)嬉しい 花 いちもんめ、タンス長持ち、どの子が欲しい?」「どの子じゃわからん」「 あの子 (あの娘、あの個)が欲しい」「この子じゃわからん」「相談しよう」「そうしよう」 ・二組に分かれた子供たちが横一列に並び向かい合 っている,年齢は大体七歳以上、「勝って」の所 で一組は前に3歩進み もう一組は3歩後ろに退 がる,花いちもんめ の「め」で左足を上に蹴りあ げる 子供;「負けて(まけて)悔しい花いちもんめ、タンス長持ち、どの子が欲しい?」「どの子じゃわからん」「あの子(あの個、あの娘)が欲しい」「この子じゃわからん」「相談しよう」「そうしよう」 ・全員浴衣というのはどうだろうか?超越した未来 との対比‥‥‥‥‥‥場面変わりいや、正確には隣 の東区へ移動しただけなのだが、一気に時代が跳んだかに見えるよう演出する,実際 多少なりとも時のズレは生じているのだから‥東区では今と全く変わらない風景が映し出されていた,本当に至って普通なのだ、驚くほどに何もかも、今の東京と 一緒 子供;「勝って(買って、飼って)嬉しい花いちもん め」「負けて(まけて)悔しい花いちもんめ」「隣のおばさんちょっと来ておくれ」「鬼が怖くて行かれない」「お布団かぶってちょっと来ておくれ」「お布団ぼろぼろ行かれない」「あの子(あの個、あの娘)が欲しい」「あの子じゃわからん」「この子(この娘、この個)が 欲しい」「この子じゃわからん」「相談しよう」「そうしよう」
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