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晴れの日の奇跡
綺麗だなあ…麗ちゃん。
「どうしたの?みなみ?固まってるよ」
郊外にある小さな教会の控え室。
鏡の前で
髪の毛をセットしてもらってる麗ちゃん。
白の総レースのウェディングドレスは
清楚で華やかで
すごく麗ちゃんに
似合っていた。
「ウン綺麗だなーって思って。
麗ちゃん、おめでとう」
「ありがとう。みなみ」
わたし、上原 みなみ は、
従姉妹で
憧れで大好きな麗ちゃんの
結婚式に本日出席予定。
嬉しいけど
同時に
麗ちゃんがどこか遠くにいってしまう気もして
涙が出そうになっていた。
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