第10章 再会

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「わかったよ、施設がどこにあるのか……」  栄一がにっこり笑いながら、帰宅した。  その子から届いた手紙の切手の消印から、その子のいる施設を探してくれていた。 「本当に? ありがとう。嬉しいわ」  茅那子は手を伸ばして、ためらいながらも、栄一の首を抱きしめた。  
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