74人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
「……恵一……」
「君の本当の気持ちを聞かしてほしい」
そんなの決まっている。
私は、そのまま彼のもとに駆け寄り
人目を気にせずに抱き付いた。
「もちろんよ。私も変わらずに
あなたのことが好き」
この気持ちは、嘘ではない。
私もずっと忘れられなかった。
今でも好き。
「……良かった。」
彼は、力強く抱き締め返してくれた。
「なんかよく分からねぇーけど
すげぇ……母ちゃんとミヤケイが抱き付いている!?」
恵太は、不思議そうに興奮していた。
彼の夢は、まだ途中だった。
夢の彼方は……幸せが待っていた。
END。
最初のコメントを投稿しよう!