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インディゴブルーを飲みほして
明け方にふと目覚め訪れた沈黙のよう
当たり前みたいに君が心に住んでいる
闇に溶けて揺蕩うインディゴブルーが
朝焼けのオレンジとせめぎ合うような
乱反射する心細さのなかにこそ
君への想いの強さを思い知るんだ
たとえば優しさや慈しみのなか
或いは嫉妬や不安のなかでさえも
轟いた雷鳴が過ぎ去ったあと
白み始める柔らかな日射しへ
色彩が散りばめられたみたい
濃淡は増して世界は光り輝く
インディゴブルーを飲みほして
かわりにオレンジを連れてくる
こんなにも美しい
君がいる僕の世界
こんなにも素晴らしい
君が存在する僕の世界は
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