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「…柊羽、答えて」
マサ兄が眉間にしわを寄せて柊羽を睨みつけると名指しする。
呼び捨てで、冷たい口調。
こんなマサ兄初めてで、どうしたらいいか分からない。
だが、柊羽はため息をつき、普段通り冷静に答えた。
「何してたって、見て分からなかった？
結弦と、そういうことしてたんだけど？」
「…ゆづ、どうしてあんなことしてたの？」
「え、えと、あの…」
「柊羽、お前はゆづのことが好きなの？
そうじゃないのにあんなことするのは許せない。
…というか、そうだとしても許せない」
「許してもらわなくてもいいんだけど？
俺はこいつのこと好きだから。
てか、結弦から誘ってきたんだし。」
「…は？」
「ええっ！？」
柊羽の言葉にマサ兄の眉間のしわは深くなり、オレは驚きで目を見開いた。
「…ゆづ、そうなの？」
「え、いや、ちが、」
「ゆづは柊羽のことが好きなの？？」
ズカズカと部屋に入ってきて、オレに詰め寄ってくるマサ兄。
顔が、近い。
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