妃になるずっと前だけど……おじい様のお話

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「どうなるかわらない、この世の中だから、孫は自由にしてやりなさい」 ドローレスは誰にも似ていなかったが、その意を自分の思うままに動かすことが出来るそのような子が今後は道を切り開いていく気がするのだ。 「これまで怒って悪かった。好きにわがままするといい。 悪役令嬢で結構ではないか」 唖然としたカルビィンに対して、オリバーは破顔大笑になった。 ドローレスは高笑いをし、ブリジットは微笑んでたたずんでいた。
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