第6章ー2

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どちらの僕に向けられた言葉なのだろうか。そんなことを思いながら、彼女を見つめた。 互いの体を抱きしめ合うと、心音が重なって、一つになった。 大半の花びらが散り終えて、白い花をこぼし始めた桜の木の下で、僕たちはまたキスをした。
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