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そのまま、ゴロンと横になりながら、私とは反対の方向を向いてしまった。
「ねぇ……」
カンパの背中を見ながら──
「良かったら……私が番になろうか?」
「はい?」
「私がカンパ君の番になろうか?って言ってるの。カンパ君だって、その方が気楽でしょ? 私なら、どんな失礼ぶっこかれても我慢できるし」
「あんたね……」
カンパが心底呆れたと言わんばかりに、鼻で笑った。
「言ったでしょ? 番になれるのは、アルファだけって。あんた、ベータでしょうが」
「ベータだけど、ほら。私、アルファ擬きとか言われてるし。もうちょっとしたら、アルファに変わるかもしれないし」
「……それは、確率的に低いでしょ。稀にそんなことがあるとは聞きますけどね」
「ほらぁ!! だったら、大丈夫だよ!!」
「何が大丈夫なんですか? てか、あんたの。その根拠のない自信はどこからくるんですか?」
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