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と、まあ、そう良い方に考えると。まだまだ諦めずに、楽しい事を考えながら。この地に留まろうと思うし。これからは、私(わたくし)自身も、もう少し女を磨いて。町に出れば良い縁がないかと、自分自身からも積極にアピールをしてみますね。
だってこんな私(わたくし)も、町に出て人種の容姿になれば。歩く殿方が注目をする程なのですから。
私(わたくし)自信も、なんだか、そうな事を考えていると、ワクワクしてきました。それに死んだ主人と逢った頃の、乙女のようなときめきが戻ってきたようですよ。
あああ、よ~し!
私(わたくし)も頑張りますか!
さ~て、町まではひとっ飛び、なのですよぉ~!
「……ん? あれ? あれあれ?」
あれは一体何でしょうか?
何かしら変わった建物がありますね。
うちの山にあんな家、在りましたっけ~?
「う~ん? う~ん?」と、上空待機の私(わたくし)、腕を組み考えました?
どうも作りからすると、お店のようなのですが。
『くん、くん、くん──くんくんくん……』
う~ん、何か良く分かりませんが。大変に良い匂いがしますね?
それも私(わたくし)が、初めての香りのようで──大変に食をそそる、良い匂がするのですよ。
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