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熱く蕩けたぬるぬるとした感触がコーウェンの指を美味しそうに飲み込んで行くのに、先程まで真っ赤になりながらも小さく声をあげていたアイリスが、苦しそうに顔を歪めている。
太い指が中を出入りすると、何とも言え無い感覚がお腹の奥から背筋へとぬけていく。
「んん……コーウェ……ン、ぁ……」
自分の身体からくちくちといやらしい小さな音が聞こえる度に、羞恥心と抑えようとする理性の狭間で頭の奥がぼぅっとしてくる。身体から力が抜けて、コーウェンの身体にしな垂れかかっても、アイリスの中の指は彼女の中を出入りしながら、その角度を変える。
「ひ、ぅっ……?!」
ある一箇所を擦りあげた瞬間、今までとは違うびりびりとした痺れるような感覚が走った。
「……ここ、か……」
「ぁあ……ッ、だめっ……」
アイリスの身体がコーウェンにしがみついたままひくりひくりと跳ねる。身を捩らせてその刺激から逃れようとするのを、彼に腰を掴まれて逃れることが出来ない。
「ふぁ……ッ、やめ……っ」
感じたことの無いその刺激が、アイリスの身体を追い上げて行く。頭の中まで痺れるような強い快感に歪む涙で視界の中、コーウェンが微かに笑った。
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