おわりとはじまり

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おわりとはじまり

 夢から覚めたとき、私の胸には大きな包丁が突き刺さっていた。  痛みはなく、苦しいとかつらいということもなかったので、ああ死んだんだなと思った。 「私……どうしたんだっけ?」  ぼんやりする頭で考えてみたが、何も思い出すことはなかった。
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