第2話「裸のナイト様」

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ナイト様はね。 裸鞭打(ラベンダ)って言うの。 素敵な名前。どこか優しい名前だわ…♪ 光り輝く股間でね、その光を棒状にして、 鞭のように叩く『必殺技』を持っているのよー。 さっき言った、 6人の暴漢は、 それで倒したわ♪ そして、裸鞭打様はね…。 アタシを『守ってくれる』って言ってくれたの♪ アガりながら、キョドった口調で、そう言ってくれたの♪♪ 近くにいると緊張しちゃうから、離れた場所から、 見守りにながら旅をしてくれるんだって♪ あぁ~ん、裸鞭打様、マジナイト♪ アタシの為にそんな事してくれるなんて、サイコー♪♪ 今『お花を摘み(=野外でトイレに行く隠語)』に行くんだけど、 そこも、見ててくれるのかしら…? ちょっと…。そこは…。まだ…。待って…。 とも思わないでもないけど…。 でも…。 裸鞭打様だったら、良いかなって。 キャ…♪  ペ  ロ  ン 下着を下したわ。 今の裸鞭打様見たのかな? でも、まずは済まそうっと。  そ  の  時  で  あ  っ  た  ! ・・・・ シュル。シュルシュルシュル…。 それは…。蔦(ツタ)であった。 植物の…。 蔦がクリミアの体にまとわりつく。 まずは。腕。 自由を奪うと共に拘束をする。 次に。足。 両足は開かせる。 次に。腰。 抱え込み易い様に…。 次に。胸。 先端をなぶる。 その時、クリミアは。 「あん…っ!」 「い…いやぁ…っ!!」 身から湧き出る快感と、 それに抗う気持ちとで、 喘(あえ)ぎ声を挙げる。 そして、クリミアは悟る。 次は股間であると。 そこだけは…。 絶 対 ダ メ ! クリミアが叫ぶ! 「裸鞭打様ァァアアア ア ア ー ー ー ! ! 」 そして…!! 現れた!! 「 待 て ぇ い ! ! 」 輝く股間を持った男! 裸鞭打その人が!! ・・・・
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