俺様だけど

9/9
1087人が本棚に入れています
本棚に追加
/71ページ
「好きなのにどうしていいか分かんねーし、まして嫌われてんのに、近づくだけで避けられてどーしようかって…」 「う…そだぁ。あんな俺様な態度ばかりだったのに…」 「それは、お前が好きだったから、その、なんていうか…好きだからだよ」 そう言うと、課長は今までとは違う優しい眼差しでクシャッと笑い、甘いキスを落としてくれた。 どうやら、私は勘違いしていたらしい。 愛想笑いの課長は、私にだけ甘い課長だったようだ。 ◇ fin ◇
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!