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「好きなのにどうしていいか分かんねーし、まして嫌われてんのに、近づくだけで避けられてどーしようかって…」
「う…そだぁ。あんな俺様な態度ばかりだったのに…」
「それは、お前が好きだったから、その、なんていうか…好きだからだよ」
そう言うと、課長は今までとは違う優しい眼差しでクシャッと笑い、甘いキスを落としてくれた。
どうやら、私は勘違いしていたらしい。
愛想笑いの課長は、私にだけ甘い課長だったようだ。
◇ fin ◇
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