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道男叔父さんは豆乳かけ納豆キムチご飯にゆっくり箸を伸ばす。そんな道男叔父さんをわたし達はじっと見守る。
「ほ、本当にこれ大丈夫なのかな？」
道男叔父さんはブツブツ呟きながら覚悟を決め「えいっ！」と言いながら豆乳かけ納豆キムチご飯を口に運んだ。
そんな道男叔父さんにわたし達は視線を注ぐ。果たして道男叔父さんはこれを美味しく感じたのだろうか。
「ねえ、道男叔父さん里奈特製の豆乳かけ納豆キムチご飯のお味はどうだった？」
里奈は期待のこもった眼差しを道男叔父さんに向ける。
「う〜ん、これは……」
「これは？」
「思ったより」
「思ったより？」
「見栄えは悪いが味はまろやかでまあ、美味しいのかな」
どうやら道男叔父さんも美味しいと感じたようだ。
「わ〜い！ やったー。あ、見栄えが悪いはちょっと気になるけど……でも、喜んでもらえて良かったよ」
里奈はバンザイをした。
良かったね、里奈。
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