『贈り物』

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『贈り物』

2023.5.4 昨日、妻にプレゼントしました、と偉そうなことを書きました。 たかが現金4万5千円。 反省しております。 結婚10周年では、10万円渡し、好きなものを買っていいよ、レベル。 20周年ではへそくりもなく…… 独身時代。母が同窓会に行くと言っていた時にプレゼントしたバッグや指輪に比べれば安いもの。 ただ、母が一番喜んだのは、わたしが初任給でプレゼントした数千円のSONY製ラジオだったかもしれません。 当時働いていた母の職場ではラジオを聞くことが許されていたので。 妻に、「壊れたけど取ってある」と見せたそうです。 亡くなった後、母方の仏壇の抽斗から出てきました。 2023.7.22 昨日、〇〇美お姉さんからハガキが到着。(ゴム版画つき。素材は草花) (〇〇美お姉さんは、単行本まではいきませんでしたが、別冊フレンド、ラブリーフレンド系に読み切りを数篇掲載) わたしが若いころ、母に贈ったSONY製携帯ラジオが仏壇の抽斗に残っていたことに対し、 「わたしのお父さんも同様。抽斗の中に誕生日に贈った酒の箱が残っていた」と。 妹と2人で「お誕生日おめでとう。体に気をつけて。いつまでも元気でいてね」と書き込んでいたのだとか。 締めは、昔、文化祭で自主上映したマニア受けの※劇場用アニメについて。 「『ホルス』と聞くと、〇〇高校の□□くん」 2、3年前、Tお姉さんからも、「わたしの中の□□君は、高校時代……逢いたいね」という手紙が。 〇〇美お姉さんも、わたしが書店のFCをはじめた頃(20代)、「会いたくて店舗に行ったけど休館日だった」とか。 今更会ってがっかりさせてもね😓 ※高畑勲さんが亡くなった時のお別れの会で、宮崎駿さんが涙しつつ読み上げた追悼文でもこの作品に触れている。 2023.7.7 せっかくの七夕。 昨日、それにふさわしい話題を、と考えましたが、思い浮かびませんでした。 今日、T先輩への荷物と手紙の準備をしている中で、〇〇美お姉さんからの手紙と、その返信用に書いた手紙と絵封筒が出てきました。 作るだけ作って、出すことを忘れていたようです。 〇〇美お姉さん、Tお姉さんには独身時代、「若き□□□□(わたしの名)の青春を彩る麗しき女性、としてアルバムを飾りたいので写真を」と、手紙で頼みました。 離れていたからこそ、できたお願いですね。 もちろんアルバムには、初恋の彼女の写真も。 ――ああ、そういえば、妻には一度も甘い言葉をささやいたことはありません。 今日は雨。 彦星も織姫に甘い言葉を贈れなかった……かな。
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