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消しゴムで消せない
記憶の奥のその姿
触れると壊れそうな
淡く光ってるその姿
凜とした華のように
目の前にいるきみを見て
現実に引き戻されては
今日もまた抱きよせる
いつまでも
抜け出せないまま僕は
追いつけないまま僕は
多分
きっと
このまま置き去りに
カーディガンが半袖に
変わってみても同じこと
刻という枯れない河
小舟に乗って漂うだけ
いつまでも
縛られるだけの僕は
囚われるだけの僕は
多分
きっと
このまま置き去りに
歩きはじめたら
きみに出逢ったら
何か変わると思っていたけれど
ごめん
何も変わらなかった
でもきみを
好きという気持ちに
偽りはないと言うよ
小舟は流れて
あの人を閉じ込めて
きみという人に
生活をあずけ毎日を暮らしてる
これでいいと思う
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