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「そうだね……あの人のおかげかも」
「ふぅん」
自分でぐしゃぐしゃにしたくせに、奏の頭を直してきた。
されるがままにしていると、両肩をぽんと叩かれた。
「無理はするなよ。ああ、でも……」
飲み物を取ってから、奏の方を向いてきた。
すると、それを投げてきた。奏は慌てて掴む。
「飽きたら、俺のところに来い。____慰めてやるよ」
耳元でそう呟いてから鳩宮は去っていった。
鳩宮から貰った缶は、ココアだった。
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