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土方「ちっ。おい更夜。」
どうやら土方さんは『相手にしない』という方法を身に付けたらしい。
土方「お前、監察方に入らねぇか?」
急に何を言うかと思えば…。
と思っていたが、どうやら真面目な話のようだ。
その証拠にいつもは真面目の『ま』の字も感じられない沖田さんが真剣な目線を向けてくる。
新選組の名が拝命される前に考えて決まった事なのだろう。
私にこの誘いの拒否権はない...あの鋭く真っ直ぐな目が言ってる。
もちろん断る気もないが。
二夜「良いですけど、どうして俺なんですか?」
土方「お前は気配を察知しやすいからな。気配を消すのはどうだか知らねぇが...山崎に鍛えてもらえば何とかなるだろ。」
二夜「分かりました。それでは...用事ができたので戻ります。」
淡々と告げた後、木刀を置き直し道場を出た。
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