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仕事を終わらせ時計を見ると定時を大幅に過ぎていた。
大きく伸びをして立ち上がろうとすると
「…冷たっ」
頬に何かを当てられた。
振り向くとジュースを持った七瀬さんがいる。
「お疲れ様~。今日はありがとね。」
「ありがとうございます。…にしてもここ結構人がいると思ってたんですけど…大変そうですね…」
「まあね~そういうところだし。波が凄いから一段落したら大丈夫だよ。」
「また何かあったら呼んでください。フォローでもなんでも回りに来るので!」
「ありがとね。まあ、今回は俺から呼んだわけじゃないけど!」
「…そうですね。お疲れ様です。お先に失礼します。」
「おつかれさま~!あっそうそうお子様のことは心配しなくていいからね~……」
笑い混じりに見送られたのが少し気掛かりだが七瀬さんへの信頼は厚いので気にしない事にした。
…あいつのことは七瀬さんがなんとかしてくれたみたいだから…俺は帰るか…
家に帰る途中携帯を何度かチェックしたが昼過ぎに送ったメールの返信はきていなかった。
おーい大丈夫か?
昨日はありがとな…
今日はゆっくり休めよ。
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