お別れ

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 中3の夏。  初めての彼氏が出来た。  大きな瞳に鼻筋の通った顔。正直言って私とは釣り合わない。  だけど私はそんな彼を捨てた。  一時の感情の高ぶりだった。  友達に彼を貶されて強がったせいだ。  あれからもう三年が経った。  でも、今さら後悔してももう遅い。  毎朝のように笑顔で挨拶したし、夕ご飯の後には一日在ったことを報告したり、寝る前にはおやすみのキスだってした。  だけどもう愛しい彼は私のもとには帰ってこない。  散々傷つけて自分勝手に捨てたんだから……    彼を捨ててしまったあの時、ゴミ箱から拾い集めても、テープで繋ぎ合わせても私の彼は戻って来ない。  ……でもいいの。  来週には新しい彼がまた届くはずだから。      
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