18.未来へ結ぶ想いのかたち

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「っ……」 次にどんな言葉を伝えようか、そんな間もなく、私は桃也くんに抱きしめられていた。 強く、強く。 今更の私の気持ちなんて迷惑だろうと思っていたのに、受け入れてもらえたということなのかな。 その身体が離れ、私の背後の玄関扉の小窓の明かりによって、桃也くんの顔がうっすらと見えた。 その瞳は、熱く私を見つめてる。 それからすぐ、私の顔を覗き込みながら啄むような深いキス─ 「んっ─」 身を引こうとすると抱き寄せられ、桃也くんの舌が侵入してきたとき、ふっと唇が離れた。 「凛乃ちゃん、酒飲んだ?」 「……少し…」 「誰と?男?」 「……希美と音だよ」 「そっか、ごめん、俺余裕なくて」 「……」 照れたような恥ずかしそうなその顔に、ますます愛しい気持ちが溢れ出す。
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