第十九章 運用

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「え?僕だって、ここじゃなくて、もっと違う所で・・・でも、やらないと・・・ダンジョンに入る事ができない・・・。必要な事ですよね。すぐに・・・。大丈夫です!」 「だから、待て、アイテムを使う方法もあるから、そっちでやる方法もあるから。大丈夫だ。大丈夫だからな」 「え?あっ・・・僕・・・」  可愛く、体中を赤くしたシロを抱きしめる。  頭をなでてあげると少し落ち着いたようだ。 「オリヴィエ」 「はい」 「スーンに連絡して、このダンジョンの入り口を覆うように建物を作らせてくれ」 「かしこまりました。誰か常駐させますか?」 「そうだな・・・。でも、ちょっと待て、登録用のアイテムがどの程度の大きさなのか見てからにしよう」 「はい」  登録用のアイテムを選択した。  大きさが選べるようだ。一番大きい物だと、畳4.5枚くらいだろうか?  小さいものだとハンディタイプの・・・。ファミレスとかで、注文をとるために使っている物程度の大きさのようだ。  機能の違いは、認証できる人数の違いのようだ。  一番大きい物だと無制限となっている。誰でも使えるようにはしたくないな。  まずは、ハンディタイプの物を出して、その後で大きい物を設置するか決めればいいかな。  ハンディタイプの物を召喚した。  本当にハンディタイプだ。登録は、50名となっている。  登録方法は簡単だった。     
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