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数日後、一年合同IS実習
グラウンドには一年生全員が整列していて、いつものように千冬さんが腕組みをして立っていた。
「織斑、美月、篠ノ之、オルコット、デュノア、ボーデヴィッヒ、凰、七崎、更識!前に出ろ!」
授業早々、専用機持ち全員が千冬さんに呼び出された。
「先日の襲撃事件で、お前たちのISはすべて深刻なダメージをおっている。自己修復のため、当分の間ISの使用を禁止する」
「よろしいでしょうか」
「なんだ七崎」
「はい。私と、先輩はそこまでの深刻なダメージをおっていませんが」
「そうだな。だが、私の命があるまでは、お前たちも同様だと思え」
「わかりました」
まあ、俺の場合はアノときですら半ば壊れていたわけで、普段は朧が自己修復機能と併用に回収を行っている。その間は手が話せないらしく、向こうから話しかけてこない限り反応がない。さびしいななんか
「さて、そこでだが、山田先生」
「はい、みなさん、こちらに注目してくださーい」
そう言って山田先生が千冬さんの後ろに並んでいるコンテナの前で『ごらんあれ!』とばりに手を開いて挙げている。
「それではオープン・セサミ!」
山田先生の掛け声がわからなかった生徒たちは頭をかしげてキョトンとしている。
オープン・セサミって開けゴマか、世代のさではなく単純にそんな言い方するからですよ
ウィイイインとモーター音を響かせながら、その重厚な金属壁を開いていく。
「これは.....」
一夏が驚いて声をあげる。
「.............なんですか」
スパーン!千冬さんによってダメージが与えられた。
「教官、これはもしや」
スパーン
「織斑先生と呼べ」
「これは国連が開発中の外骨格攻性機動装甲『EOS』だ」
「イオス?」
「誰か説明できるものは」
言えと?千冬さんは俺に視線を合わせている。
「はい!」
「では、美月説明して見せろ」
「Extended Operation Seekerの略称でEOSです。開発目的は災害時の救助活動から、平和維持活動など、様々な運用目的です」
「その通りだ」
「あの、織斑先生。これをどうしろと?」
箒が恐る恐る訪ねる。そうすると、かえっきたのは至ってシンプルな回答だった。
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