追憶

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 あの家の誰に聞けばいいのか。  そうだ、執事の三浦さんなら――、と顔を上げた美夕の脳裏に、不意に三人の義兄が過り、美夕は首を振った。 少なくとも、彼らはない。  小さく息を吐いた時だった。 ブンッ、と美夕の身体の中で急激な振動が起こった。
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