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こんにちは 私は異形に話しかけた こんにちは 異形も握手を求めてきた 私は握手を返しながら どうしてあなたは異形なのかと聞いた 異形はしばし悩んで 多分あなた方が私のことを異形と呼ぶからだと思う、などと いやにふてぶてしいことを言った なるほどそうかもしれない 私は考えて 異形に他の呼び名をつけてやりたいと思った しかしなかなか思いつかずに 異形はその間ずっと 全く動かずに立っていた
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