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📚温かな夢というお話📚11・26📚
明け方近く、自分の泣き声で目が覚めた‥
頬も枕も涙で濡れ、子供の様にしゃくりあげながら静かにそっと目を開ける。こんな‥子供みたいに思いっきり泣いたの何年ぶりかなぁ‥‥
目を開ける寸前まで見ていた夢‥
それは悲しい夢ではなく、信じられない様な奇跡が起きて‥嬉しすぎて泣いている夢だった。
いくら考えても、どう動かしようも無い現実を、そこだけに心を置かない事で何とか心の均衡を保ちながら冷静な大人のふりをして時を過ごす。
ぴんと張った心の糸‥
嬉しさのあまり、それまで張り詰めていた心がパチンと弾けて、もう我慢しなくても良いんだと、安堵した気持ちが溢れ出し「良かった‥本当に良かった」と、人目もはばからず泣きじゃくる。
泣きながら夢の中で、あぁ‥これは夢だなぁ‥
薄々勘付きながらゆっくりと目をあける。
やっぱり夢‥‥
現実は何も変わらない事に気持ちは落ちつつも‥ぼんやりとまどろみの中で感じる猫達の温かなぬくもり。
ただ‥子供の様に思いっきり泣きじゃくった事で心地よい疲労感とベッドと猫の温もりに心と体は妙に満たされ再びうつらうつら眠りへと‥
笑う事は体に良いって言うけれど、大人になっても、たまには我慢せずに思いっきり泣く事もまた体に良い事なのではと‥ふとそんな事を思ったりして‥
変えられない現実ならば正面からしっかり受け止めてやろうじゃない。
温かな夢が、開き直りにも似た小さな勇気をくれた。
生まれついての楽天家‥
紅葉の美しい朝‥
二度寝して遅刻‥(汗
やってもうた‥💧
〜おわり〜
やってもうたな🐾
アポ‥
朝のパトロールも終わったし
朝ごはんにしょっ!
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