第1章

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 全体のあらすじ ゲームスタディ     ゲーミフィケーションが発達し、日本でもゲーム教育が取り入れられた未来、二〇二三年。  ゲーム教育とは、ゲームの構造や楽しさを利用し、教育に取り入れた方法。  例えば、算数は教科書で教えたのを、実際にモノをつくるゲームで使わせたり、海外の風景をVRで体感させたり、などである。  現代ではゲームをすることが勉強と呼ばれ、それが成績アップになった子が大勢出た。  主人公・有義もその一人だが、彼のライバル、御剣は昔の受験戦争そのままの教育を受けて、ゲームを楽しめないで、学校では威張り倒していた。   それを有義が倒してから彼は気が狂いそうになる。バトルロイヤルゲームだけじゃなく、パズルやシュミレーション、あらゆるゲームで有義と戦うが、全て負ける。御剣はほとんど一人でやったが、有義は仲間の手も借りて、勝ち続けた。彼は言う。 「お前は、楽しめてないから強くないんだよ」と。   これをキッカケに、御剣はゲームの楽しさを知りそうになるが、しかし、担任である熊本が邪魔をした。彼は、ゲーム教育に過激に反対する思想団体の者だった。  彼は御剣の母を利用し、よりスパルタ教育をさせ、御剣を壊すことでゲーム教育を崩す一手にしようとしていた。   しかし、最後は一連の事件を有義たちに暴かれ、最後はネットにアクセスして、巨大企業のパソコンから全ての子供達にウィルスをばらまこうとする。ここで、有義とその仲間達と仮想空間でバトル。彼は負け、警察に捕まる瞬間、仲間といる彼らを見て己を恥じる。 (了)  登場人物紹介  主人公・西宮有義(にしみやゆうぎ)。  十二歳、背は低く、同い年のなつみだけじゃなく杉田以外に負けてる。  ゲームは昔から好きで、祖父から『ゲームは楽しいからこそ、ゲームだ』をモットーにしてる。だから、本当に勉強になるとも。  ゲームの腕は超プロ級だが、反射神経などは誰よりも優れてるわけじゃなく、そのため、なつみにも負けるゲームはある。  ただし、彼が鍛えたものが十分に使えるゲームは、百回やって百回勝つ自信がある。  外見、眼鏡をかけ・髪はぼさぼさ、服装もYシャツやジーンズと普通なのが多い。  VRゲームをやるときは眼鏡を取る。(それ以外は眼鏡は取らない)ガチでやる場合はいつも前髪を上げる。  ナビン:緑色の球体。かわいらしい目をしてる。
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