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プロローグ
「ふぁーあ.....おはよーさん.....」
誰にも居ないのに、つい口から放り出される言葉。
何気に虚しいモノを感じながらベッドから出る。さて、朝食の準備でもしますか。
未だに半分寝ていながらダイニングに移り、右手をスナップ。メニューから適当なモノを選ぶ。と言ってもパンとかコーンスープとか。そういった簡素な食事だ。
「.....さて、そろそろ起こしに行くか。」
時間も時間だし、と今度は自分が寝ていた寝室...ではない、もう1つの寝室へ向かう。
其処には、顔こそ似ていないが、何処か似ている2人の少女。良い寝顔だ。
しかし、このままにしておく訳にはいかない。僕はスゥーッと息を吸い込み、そして━━
「朝だァァァァァ!!!」
「「うわぁぁぁぁぁ!!?」」
これがいつもの起こし方だ。コイツらが寝坊した時だけだがな。
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