プロローグ

1/2
10人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ

プロローグ

「ふぁーあ.....おはよーさん.....」 誰にも居ないのに、つい口から放り出される言葉。 何気に虚しいモノを感じながらベッドから出る。さて、朝食の準備でもしますか。 未だに半分寝ていながらダイニングに移り、右手をスナップ。メニューから適当なモノを選ぶ。と言ってもパンとかコーンスープとか。そういった簡素な食事だ。 「.....さて、そろそろ起こしに行くか。」 時間も時間だし、と今度は自分が寝ていた寝室...ではない、もう1つの寝室へ向かう。 其処には、顔こそ似ていないが、何処か似ている2人の少女。良い寝顔だ。 しかし、このままにしておく訳にはいかない。僕はスゥーッと息を吸い込み、そして━━ 「朝だァァァァァ!!!」 「「うわぁぁぁぁぁ!!?」」 これがいつもの起こし方だ。コイツらが寝坊した時だけだがな。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!