Prolog

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左手の薬指に輝く煌めきと重み。 それは人生を共にする相手との誓いであり、証であり、覚悟の象徴だ。 いつかその重みを味わう日を夢見る女性は少なくないだろう。 いつか訪れる運命の相手を待ち続け、今日も私は前を向いて生きていく。 薬指に誓いを立て私の隣で共に輝く未来を歩くその男性(ひと)。 もちろんそれは────。
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