あとがき+α

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「絵奈さん、仕事中も幸せオーラ出てると思ってたけど、そりゃ出ますよねー。会社に居たらー……って、佐伯さん? どしたんですか?」  言われて隣の佐伯さんを見ると、考え込んでいるようなそんな表情だった。 「ん?まぁ、真希ちゃんがアタックしても前橋君は落ちないからいいとして」 「えぇー。酷いですぅ」  佐伯さんの表情は、変わらず考え込んでいるままだった。 「前橋君と付き合ってる、んだよね?」 「はい。すみません、言ってなくて」 「絵奈ちゃん、仕事辞めちゃうの?」  え、なんで知ってるの? まだ所長にだって言ってないのに。 「前橋君が言ってたから。彼女、連れてくって」 「ええー?! 絵奈さん行っちゃうんですか? 青森まで?」  あたし、行けないなぁ……と真希ちゃん。 「はい、行こうかなって思ってて」 「そっかぁ……。私、絵奈ちゃんと前橋君と付き合ってるのはね、いいの。そこは応援してるんだけど……絵奈ちゃん辞めちゃうの?って、真希ちゃんから聞いてから気になってて……そか。やっぱり辞めちゃうんだ……」  ちょっと寂しげに視線を落とした佐伯さんは、それはもうお人形さんの様に可愛い。  私はそんな佐伯さんにキュンとして、真希ちゃんが佐伯さんみたいな容姿じゃなくてよかった。と、明後日なことも思ってしまう。  だって、可愛すぎて絶対落ちる。     
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