その名はグルッペン

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ロルフがもう1人残っていた荷物持ちの近くに寄ると、 「どっ、どうしてフェンリルがこんなところに・・・。」 「ほう、ロルフがフェンリルだと見抜くか。」 ロルフがフェンリルであると見抜いた荷物持ちに興味を持ったリュウガは荷物持ちに近寄り眼を凝らした。 リュウガが能力を確認すると面白いものに気が付いた。 「おまえっ。面白いスキルを持っているな。」 「えっ、えっ。」 「私はお前が気に入った。私と共に来い。今のように荷物持ちのままにしておくのはもったいない。私の元にくればお前を幹部に取り立ててやろう。」 リュウガはそう言って荷物持ちに手を差し出した。 「ぼっ、僕が?」 「二度は言わん。今のまま荷物持ちを続けるか私と共に来るか。」
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