2/2
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
私は「ぬくもり」というテ~マの話が書けませんでした。 それは私が知らないもので たぶんこの世で一番欲しいものだからです 今宵も私の知らない男と寝るだろう母 私はパチンコ屋の母に良く似た顔の店員に三日も会えずイライラしています。 母の好きだった安全地帯の曲を思い出してタガが外れてしまいました。 よっぽど よっぽど私は 母を愛しているのでしょう 何故 私ではなく他の知らない男と 寝る!? 悔しい 悔しいんです 母が欲しいのです 取り戻したいのです だから私は「ぬくもり」というテ~マの話が書けないのです。 そんな余裕なんてないほど私自身が ぬくもりを欲しているのですから 絶縁した母へ 私はあなたを求め続けています 不惑の今でも たぶん 明日も
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!