僕の花さん

美和ちゃんの話。

「うわー可愛い。奥さんですか？

補佐も伊川副社長もずるいですねー」

急に知らない人が声をかけてきた。

「おい！すみません。最近一緒に担当させてもらっている

香川です。調子者ですが御迷惑はかけないと…思います。」

「ひどいなー山田さんー」

「「……」」

私はビックリしてこうさんの近くに張り付いた。

「これは、伊川副社長！？」

…え？こうさん美和ちゃんの旦那様と知り合い！？

「この度はご結婚おめでとうございます。」

うわー、さっきすぐにこうさんのこと言っておけばよかった…

行きづらい…

こうさんのばかー

ついゆっくり歩いていたら

「あれ、可愛い子。どうしたの？迷子ー？」

「お前、ばかかー。こいつ酔っ払っててー

ごめんねー」

「新婦さんの友達だよね」

「お前よく知ってんなー、知り合いか？」

「ちげえよ！」

「あ、あのごめんなさい私」

「だいじょうぶだいしょうぶー」

「いえ、あの＿」